闘うかつての少女

双極性障害を抱える、かつての少女。過去のこと、今のこと、未来のこと、気ままに綴ります。

虐待サバイバーとしての生き方とは?

こんにちは、双極性障害で闘病中のまなかです。

鬱屈とした日々が続いておりましたが、やっとブログを書けそうな気がしてきました。

明るい話題ではありませんが、お付き合いいただければ幸いです。

 

私は、ある程度の年齢になってから、自分が両親から虐待を受けていたことを知りました。

ちょうど、インターネットが一般人にも普及した頃のことです。

表題にある“虐待サバイバー”とは、家族等からの虐待を生き延びた人のことです。

そのような環境で育った私の経験や悩み事を例に上げて、虐待サバイバーとしてどう生きるべきなのかを、考えてみましょう。

 

私の過去の問題

まず、私が虐待と感じた事柄を説明いたします。

・父がアルコール依存症及びDV

我が家の問題として、一番の鍵となるのがこちらでした。

父は、酒に依存していました。

酔うと怒鳴って暴れるので、物を破壊したり、家族に暴力をふるうこともありました。

私は、なるべく父を怒らせないようにしていましたが、他の家族は歯に衣着せぬ物言いをするので、結構暴力を受けていました。

母に関しては、骨折が疑われるほどでした。

 

自分が直接暴力を受けなくても、ドメスティック・バイオレンスを目撃することは、心理的虐待に該当するそうです。

・母の愚痴

父が上記のような状態なので、母はよくイライラしており、しばしば私に愚痴を聞かせてきました

愚痴の内容はどんどんエスカレートして、書くのもおぞましいので簡単にまとめますが、愚痴を聞く度に私の心は破壊されました

  • 父の素行の話
  • 父の(元)恋人の話
  • 私やきょうだいの出生にまつわる話
  • 父方の家族の愚痴

身元がバレるといけないので、ここで詳細は書けませんが…。

おそろしいのは、つい最近まで母にこれらの愚痴を聞かされていたことです。

他にも原因は存在しますが、私が双極性障害に罹患するのも無理のない話ではないでしょうか。

・進路を勝手に決められる

私には、上に2人のきょうだいが存在します。

我が家は、低収入家庭ではありませんでしたが、主に父の酒代や趣味にお金がかかったため、お金が私等子供のために使われることはありませんでした。

上のきょうだいが優秀なほうだったので、教育費を低コストでおさえることができたそうです。

それだけならよろしいのですが、両親は私にもそのような進路を強要してきました。

中学までは、とにかく勉強をさせられて、高校も決められたのに、それ以降はお金をかけてもらうことができませんでした。

 

目標を失って絶望した私は、勉強に対するモチベーションをすっかり失ってしまいました。

それ以前からじし〇うこういはしていましたし、うつ状態も始まっていたのではないかと、今は思います。

 

さらに、就職活動のときは「姉のようになれ」と、勝手にエントリー先を決定されてしまいました。

その試験は上手くいくはずもなく、出鼻をくじかれた状態で社会人になった私は、とくに思い入れもないけれど親に認められそうな仕事を探し、食つなぐ日々でした。

こちらは、教育虐待に該当するのではないかと考えます。

 

長くなりましたので、次の話題へ移りましょう(ごめんなさい)。

 

 

私の現在の問題

上記では、予想外に長くなりましたが、これまでの私の家族関係における問題を紹介させていただきました。

 

現在は、結婚をして夫と暮らしていますが、虐待サバイバーは実家から出たら問題が解決するわけでもないのです。

父は既に他界しておりましたので、母と距離をおくという意味も含めて夫と暮らすようになりました。

それでも、母の用事や先祖の供養に関すること等は助けてきたつもりでした。

 

しかし先日、私のこれまでの厚意を否定されるようなことを母に言われたので、ショックで寝込んでしまいました。

 

それでようやく、母との関係における違和感に気付くことができました。

私が中学生の頃に、父の暴力から逃れるために「夜逃げしよう」と母に言われてからは、私が母を守らなければならないという責任も感じていました。

見て見ぬふりをして過ごしてきましたが、母とは“共依存”の関係にあると思います。

そこで、母との距離をもっとおこうと決心しました。

 

決心して、事情を上手く説明して連絡を控えているのですが…。

 

母のことが心配になってしまったり、もう少し私の精神が落ち着いたら会ってあげてもいいかな、と思ったりしてしまいます。

まだ、完全に共依存を克服できておらず、苦しいです。

 

会っても、また傷つくことを言われるかもしれないのに…。

 

 

おわりに

ここまで、虐待サバイバー(私の場合)の問題を提起してみました。

 

家族の関係が歪だったり、暴力や愚痴を浴びせられ心に傷がついた状態ですと、自分に自信が持てなかったり他人を信用できない状態なります。

そのような状態ですと、良くない人間と交流してしまってまた傷ついて…という、悪循環に陥ることも

 

また、普通ならば一番頼れて一番大事にしてくれる存在であろう“親”に大事にされなかったことに気付いてしまい、精神的なダメージを私は受けてしまいました。

世の中は悪い人ばかりではないと、わかってはいるのですが、疑心暗鬼に陥ることもあります。

夫に見捨てられるのではないか、という不安もあります。

 

虐待サバイバー、どのように生きればよろしいのでしょうか?

 

最近は、そのようなことばかり考えてしまいます。

できることを探して行動してみても、体調も芳しくないので上手くいきません。

 

表題に、「生き方とは?」と記しておきながら、明確な答えを提示できずにただ長々と執筆してしまい、非常に申し訳ない気持ちです。

 

夫との話し合いでは、『楽しく暮らす、(夫と私で)お互いのために生きる』という目標ができました。

 

みなさんも、自分や現在の大切な人と、小さくてもいいから、最初は上手くできなくてもいいから、目標をもって生きていけることを祈ります。

 

拙い文章ですが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!